院長のひとり言令和6年7月号
今回は肩の痛みについて考えてみたいと思います。
肩の痛みといえば、すべて四十肩五十肩と思っている人もいるのではないでしょうか?
四十肩五十肩というのは、医学的には『肩関節周囲炎』と言います。主な症状は肩関節の
運動痛と夜間の痛みです。肩の関節は、骨や軟骨、靭帯、腱などによって構成されています。
五十肩とは、これら組織が退行変性(老化)により炎症を起こすことにより発症します。
初期の症状として、夜の痛みで眠ることが出来ないという事が起こってきます。
このような急性症状の時は、まず安静にする事が大切です。
これはあくまでも私の個人的な意見ですが、夜間痛があるというので鎮痛剤を服用すると
痛みが軽減されるので、安静にせず肩関節を動かしてしまうことになり、急性期の症状には
悪い状況となります。
急性期の症状が治まった後は、肩関節の可動域を大きくするように、肩関節のストレッチ
を始めなければなりません。
多少の痛みは伴いますが、頑張っていただくしかありません。
以上が五十肩(肩関節周囲炎)の治療のあらましです。
私は、五十肩以外の肩関節の痛みは、ほとんど肩関節の捻挫と考えています。
肩関節の捻挫は、いろんな事で起きる可能性があります。例えば、重い物を持ち上げたり、
ボールを投げたり、先日もボーリングをしていてストライクが出てハイタッチをした時に
肩関節を痛めた患者様もありました。
このような時には、我慢せず早めに治療する事をお勧めします。
7月26日からパリオリンピックが始まりますが、日本の代表選手には頑張って欲しいと
思っていますが、どの位メダルが取れるのか楽しみにしています。
日本のお家芸の柔道はもちろんのこと、サッカー・バドミントン・卓球・陸上・競泳や
体操、そして若い人が活躍しているスケートボードなども頑張ってほしいものです。
私もしっかり応援したいと思っています。
日本選手の活躍を期待しています。