横綱 稀勢の里
大相撲1月場所で優勝し、横綱に昇進した稀勢の里は、大阪場所13日目に日馬富士に敗れ、左肩付近を負傷した。この怪我のせいで、休場かと思われましたが休場せず、相撲を取り続けました。次の14日目は、鶴竜との一戦で、左腕が全く使えず、完敗しました。千秋楽は照ノ富士戦で、照ノ富士は13勝1敗の単独首位。 とても負傷している稀勢の里に勝ち目は無いとみんなが思っていました。私もそう思っていました。相撲を取り続けるだけで充分だと思っていました。それが、本割で勝ち、優勝決定戦で小手投げで勝ち、2場所連続優勝を果たしました。一方照ノ富士は、14日目10勝しないと大関に返り咲けない8勝5敗の琴奨菊に対し、横に飛んで勝ちを取りにいきまた。琴奨菊は、千秋楽は勝ちましたが、9勝6敗で、大関返り咲きは成りませんでした。また来場所から、大関目指して頑張ってほしいものです。
痛みに耐えて、よく頑張り、みんなに感動を与えた稀勢の里に相撲の神様が微笑んだのでしょう。
5月場所に向けて、怪我を治し、また感動を与えて欲しいものです。